革の加工種類について ①「皮」と「革」の違い ヌメ革の特徴

牛革や馬革、はたまた蛇革など世の中には数多くの革材料が溢れていますが、同じ材質でも見た目や機能が全く異なる製品が世界のあちこちで取引されています。

同じ素材でも加工が違えばどの様な製品になるのか…?

先日はヨーロッパと日本の猪革の違いについてお話し致しましたが、今回は「革素材全般」における加工についてお話しをしていこうと思います。

~『皮』と『革』の違いとは?~

「皮」も「革」も同じ「かわ」と読みますが、皮革業界では同じ物とは見なしておりません。

「皮」という表記を使う物に関しては、一切の加工を行う前の「原皮」という状態の物を指す言葉となっています。

お肉を生産する際に剥かれた「毛の付いた生の皮」をイメージ頂ければ、問題御座いません。

※革素材の中には毛が残っている状態の「毛皮」がありますが、加工がしっかりと入っているので「革」のカテゴリーになります。

対して「革」ですが、鞣し加工を行った直後の「ウェットブルー/ウェットホワイト」といわれる状態以降の加工がされた物に対して使う表記です。なので、皆さんの手元に製品として届く物は全て「革」になります。

※鞣し加工については後日、別の記事でご紹介致します。

簡単に言ってしまえば、「皮」=生もの 「革」=乾物と覚えて頂ければ幸いです。

 

~革の魅力を高める様々な「加工」~

※これからご紹介する加工方法に関してですが弊社で実施可能な加工となってますので、各団体の皆様に付きましては製品イメージのご参考にして頂ければ幸いで御座います。

さて、ここからは様々な革素材を魅力的にする仕上げに関する加工方法について、ご紹介をしていこうと思います。

①ヌメ加工(ヌメ革)

ヌメ加工(ヌメ革)とは、タンニン鞣しという植物由来の成分で加工を行ったのみの所謂、着色されていない素上げ状態の事を指します。

※現在では、①タンニン鞣しを施した ②着色/無着色問わず素上げ革、をヌメ加工として表記される事が殆どです。

特徴として余計な加工/着色が入っていない分、傷や穴などが少ない状態が良い「皮」を原材料として使用される事が多いので、革繊維が密になっている頑丈な革素材に仕上がっています。主に牛革(カウレザー:ステアハイド以上)にみられる加工で、どっしりとした昔ながらの「ザ・革製品」という様な製品として世の中に広く広まっております。 

併せて、エイジングと呼ばれる経年変化が最も起こりやすい革材料なので、年数が経つにつれて肌色から飴色に色が変わっていく楽しみがある、「自分と一緒に年を重ねていく」相棒の様な革製品に仕上がります。

しかしながら、全く加工が入っていないという事は革全体が野ざらし状態と同義であり、革表面が水分や傷/乾燥にとても弱いデリケートな革素材でもある為、ある程度扱いに気を付けないと型崩れや革表面の割れ/水膨れ等を引き起こしやすいヌメ革製品が多いです。

もし、皆さんがヌメ加工の革製品をお使いになられているのであれば、少なくても月に2~3回程度のメンテナンス(埃取りとオイル磨き)を欠かさずにやって頂くと、一生涯使い続ける事が出来る日々の生活になくてはならない存在になってくれる事でしょう。

 

次回はその他の仕上げ加工や、猪革以外の革についてご紹介していこうかと…

※何か革に関してリクエストがあればコチラまで宜しくお願い致します。

 

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