牛革の種類 ①高級な牛革とは?

皆さんが普段「革製品」として最も馴染み深く、そして実際に使用されていると思われる革材料。

世界で最も使用されている牛革の中でも、今回は「高級素材」として扱われる牛革についてご説明していきます。

※本来、革素材表面の事を「吟面(ぎんめん)」と言いますが、この記事内では分かりやすいように「革表面」と記載しております。

 

~ヘアカーフ(Unborn Calf)~

ひと昔までは「腹子(ハラコ)」と呼ばれていた、死産または生後間もなく死んでしまった子牛毛皮の事を指します。

基本的にこのヘアカーフというものは、市場に滅多に流れる事がない革材料の中でもトップクラスの希少性を誇る材料として、現在でも珍重されている革素材です。

シルクの様なキメ細かく濡れた様な毛並みが特徴で、革の繊維が荒く強度が弱い革ですが、革表面が毛で覆われているため比較的メンテナンスが簡単な部類にカテゴライズされております。

主に女性用のバッグやハイヒールなどの靴用革として好まれて使われており、女性の可憐さを引き立てるアイテムとしてヘアカーフ製の革製品はセレブを中心に垂涎の的になっています。

しかし世の中で出回っているヘアカーフの殆どが、ポニー等の小型動物の毛皮や普通の牛毛皮を偽って販売しているケースが殆どで、本物のヘアカーフを手に入れる事はかなり難しくなっているのが現状です。

基本的に数万円クラスで購入する事は不可能な革素材ですので、余りにも安すぎる「ヘアカーフ製」を謳っている製品はご購入されない方が良いかと思います。

 

~カーフスキン(Calf skin)~

カーフスキンは生後6ヶ月以内の子牛の原皮を使用した革素材の総称で通常、市場で手に入れる事の出来る牛革の中では一番の高級品として扱われております。

※細かい分類ですが、生後三ヵ月以内の子牛だと「ベビーカーフ」と言われる更に高級な革材料になります。基本的に纏めている場合が多いです。

革素材の中では随一の薄さを誇っており、加工を施す難易度や非常に柔らかい革質である事から制作する製品を選ぶ難しい革材料と言えるでしょう。※ちょっと引っ掻いただけで深く爪痕が残ってしまいます…

しかしながら、他の革材料と比べ物にならないキメ細かい革表面を持っている為、主にパーティバッグなどの「人前に出る」際に使われる革製品に好んで使用されており、その柔らかさや繊細さに魅力を存分に感じる方々も多いと聞きます。

 

~キップスキン(Kip skin)~

キップスキンは生後6ヶ月~1年以内の子牛の原皮を使用した革素材の総称で、高級素材としてカテゴリーされる牛革の基準になる革資材です。

基本的にキップスキンを含む上記3つが牛革の中で高級素材扱いを受けており、キップスキンは「適度な革密度」と「美しい革表面」のいいとこ取りな特長を合わせ持っているので、財布やキーケース等の「普段使いする製品」を製作する際に高級素材の一つとして広く使用されています。

特に欧州では高級ブランドを筆頭に、牛革=キップ/カーフスキンと認識されている事が殆どなので、あくまで「革素材」として見た場合の品質ですが、欧州産の牛革製品は非常に質が高いと言えるでしょう。

しかし、幾ら適度な革密度を持っていても「ヘアカーフやカーフスキンと比べて…」なので、取扱いに関しては注意して頂ければ幸いです。

 

「高級素材」として牛革の説明は、以上となります。

次回は「牛革と言えばこの素材!」といえる牛革の紹介をする予定です。

※何か革に関してリクエストがあればコチラまで宜しくお願い致します。

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